名古屋で信頼のある心理カウンセリング専門校
NPO法人コアカウンセリング支援協会
明けましておめでとうござまいます。
旧年中は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。
皆様方からのお力添えにより、
カウンセリング、聴く文化の重要性が広がっています。
今後も、こころのサポートの重要性、聴く文化を広げる活動を
精一杯取り組んでいく所存です。
景気が良いと言われますが、多くの人は実感がありません。
もう物質では人間のこころは満たされない世の中になっているからです。
景気の良さの割に、メンタル不調を抱える方は増えています。
たからこそ、 心理療法が大事になってきます。
有名なユング心理学者・故河合隼雄先生は、
心理療法とは、
クライエントにとって自分の問いに最終的な答えが与えられることではなく、
自分一人の力ではどうにもならない問いが、
自分の力でどうにかなりそうな問いに変化すること、
すなわち、「答えの獲得」ではなく
「問いの変容」を目的としたものだと言えるのではなかろうか。
と、おっしゃっています。
私も、本当にそのとおりだと感じます。
本当の心の声は、クライエント自身しか聞こえません。
ただ、その声を聞くのを困難にしている様々な障害があります。
インターネットなどを通じてやってくる答えや情報
大多数の人が話す一般論
科学主義に基づく常識
自分以外の有名な誰かが話した主義、主張
このようなメッセージは、手軽で、無料で、心地よい。
でも、本当の心の声は、
残念ながら、
苦しく、痛々しい病理的な出来事として、
私たちに知らせにくることが多いように感じます。
人生は、理論だけでは説明しきれません。
言葉では説明しきれない
「何かか」が、遅かれ早かれ、わたしたちにふってわいてきます。
思いがけない出来事、抗いがたい現実、止められない衝動、
それが私たちに、
これが、わたしにとって必要なものだ!
これこそが、わたしがやらなければならいことだ!
このために、今のわたしが存在しているのだ!
と訴えかけてくる時期があります。
カウンセリングや受講生として心理学を学ぶ方は、
なぜか、そういう時期に当協会に来られます。
非常に大事な時期に
大切な役割をさせていただいていると思います。
名古屋でカウンセリング普及の活動をして約 25年。
東海三県には多くの卒業生もおられます。
名古屋の心理学・カウンセリング普及の
草分け的存在としての責務を
今後も、多くの皆様のお役に立てるよう全力で取り組む所存です。
本年も、変わらぬ、御指導、御鞭撻を賜りますよう、
何卒宜しくお願い申し上げます。
2018年1月
NPO法人コアカウンセリング支援協会 理事長 宮崎勝博 |