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雑感

2008/03/04
先日、ウチのネコちゃんが死んだ話を書きましたが、その続報です。(興味のない方は飛ばして下さい)

 いわゆる「四十九日」を少し過ぎた日曜日、私が家の掃除をしていると、偶然、机の下から小さな爪のかけらを見つけました。あやうく掃除機で吸い込みそうになった手を押しとどめ、床に落ちていたその爪をよく見ると、確かに死んだ猫ちゃんの爪ではありませんか。私はそれをつまみ上げ、そっとカミさんに見せました。「あ~ネコちゃんのだ。四十九日で帰ってきたんだ~」と、カミさんはとても驚いた様子です。「あ~今日はいいことあった。嬉しい、うれしい」と、その日一日、カミさんは大はしゃぎです。「この爪の切れ方は、死ぬ1カ月くらい前に病院で切ってもらった爪だね。その時完全に切れずに残っていたのが、家に帰ってから取れたんだね。でもそれが今頃出てくるなんて、不思議だね。」

 さて、それから数日が経ちました。その日の朝、カミさんがこんな夢の話をしてくれました。「ネコちゃんがね、ゲロを吐く夢見た~。オエ、オエってやっているから、“どうしたの!”って言ったら目が覚めた。」毛玉を吐ききれずに嘔吐をするのは、ウチのネコちゃんの癖でした。でもなぜ今頃、そんな夢を、カミさんは見たのでしょう。言うまでもなく、夢の中で排泄物は重要な役割を担っています。また、ネコちゃんという対象は、カミさんが何らかの無意識を投影した「対象α」でもあるでしょう。「ネコちゃんのゲロ」、それは、実は、カミさんにとって、いろいろな意味を担っていた対象だと、私には思えてなりません。ただ単に“汚いもの”でもなく、ただ単に“痛々しいネコちゃんの姿”でもなく、ただ単に“世界一お利口さんなネコちゃん”でもない何か。

 今日のウチの晩ご飯は、カレーでした。私がテーブルに着くなり、カミさんは言いました。「ネコちゃんが死んだ時に作っていたのとおなじシイタケカレーだよ。干しシイタケを水につけて戻しているときに、ネコちゃんは死んだんだよ」。ああ、そうか、と私は思いました。またひとつ、カミさんの心の中で、ワークスルーが進んだんだなと。爪と、ゲロと、シイタケ、そこには何か同じ対象が、カミさんから投げ込まれているのでしょう。もっと詳細に見ていけば、いろいろな「対象α」が見いだせるのかも知れません。「あ、そうか。そいういえば、久しぶりだね、このカレー」「シイタケはね、噛めば噛むほど味が出るんだよ」「そうだね。ネコちゃんもいつも、餌をカリカリと噛んだり、おもちゃをグチャグチャと噛んでたね」「うん...」(10秒沈黙)「ねえ、おとうさん、今度掃除の時に、ヒゲを探してね」「あ、ああ...」

 ヒゲは落ちとらんぞ、と思いつつも、今後の展開を楽しみにする私でした。

 

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