コアカウンセリング支援協会(名古屋・荒畑)のスタッフです。
昨年度の自殺者数が発表されました。(警察庁09.6)
平成20年中の自殺者は、32,249人
前年に比べ、2.6%減りましたが、11年連続の3万人超えとなりました。
自殺の半分以上は、働き盛りの30~50代の方です。
原因・同期の1位は、昨年に引き続き、うつ病でした。
交通事故は、年々減少し、
多いときは15,000人ほどだったのが、
近年、5000人ほどに減っていますが、
自殺者はなかなか減っていません。
自殺率の高いのは、東方地方です。
深刻な自殺防止の対策として、
秋田県は、
・うつ病に関する広報啓発活動
・相談しやすいように医療機関と連携して窓口を広げる
・家族や自殺リスクの高い方に対する保健師の支え
・早期発見、早期治療体制
・地域で気軽に相談できる「ふれあい相談室」というボランティアの育成
・遺族の心のケア
などを行い、相乗効果を生んで、自殺率が明らかに減少しています。
この対策のキーワードは、
自殺を個人の問題で片付けず、社会で取り組めば
防止できるということです。
自殺率の軽減の1番の要因は、
やはり、
誰かに相談できること
だと思います。
もっと、日本に話を聞いてくれる場所や
聞いてくれる人がいれば、
もっと、生きやすい社会につながります。
さらに、相談を受けた人が、
カウンセリングマインドで対応してくれたら、
たくさんの命が救われ、遺族の悲しみも減ることでしょう。
今、カウンセリングに携わるお仕事を
させていただいています。
より多くの方々がカウンセリングを知り、心の大切さを理解して
いただけるよう、今まで以上に頑張りたいと思います。
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