講師の宮崎です。
私は、仕事の過労がもとでうつ病となり、
苦しんだ経験があります。
周りにいた人々…
父親からは「怠け病だぁ~!お前が甘いんだ!」
と言われ、
母親からは、落胆、悲嘆され、
上司からは、叱責され、人格まで陥れられ、
同僚・友人からは、腫れものに触るように扱われ、
なにより、
こんな状態になった自分自身を
情けない、
甘い、
存在していても仕方がない
価値がない、
と、
もうひとりの自分が
1番
自分自身を蔑んで、
壊れてボロボロになり消滅しそうな自分に
さらに追い打ちをかけ続けて
闇へ闇へと進んでいた自分…
いまは、どうなったのか…
有難いことですが、
愛する妻と5歳の息子に囲まれて
幸せに暮らしています。
正直、信じられません。
新婚でうつ病、
すぐに妊娠発覚、でも、誕生を喜べない自分、
メンタル不調で仕事を失職、
ある人から、
生活保護を受けているのかと心配もされました。(苦笑)
そんな日々の中、
たくさんの人々に傷つけられましたが、
それと同じぐらい、いやそれ以上、
たくさんの人々に支えられ、
助けられ、
癒され、
自分を大切に思う気持ちが
徐々に増えてきて、
今まで見えなかったものが
徐々に見えるようになり、
自己肯定感が高まっていきました。
それは、
心理を学んだことも確かに重要でしたが、
学びを通して、人と人との接点を持ち、
触れ合う中で、
心が
だんだん、だんだん
柔らかくなり、
自分の中に核みたいなものが生まれて、
それを信じていけるようになってきました。
人嫌い、
人が怖い、
会いたくない、
だって、傷つくから…と思っていた自分が、
同じ人から、
助けられ、
支えられ、
人って温かい
人って優しい
人って面白い
人って愛おしい
と思えるようになりました。
結局、
人によって傷つけられ、人によって癒されたのです。
苦しんでいる人を援助できるのは、
学問、知識、技術は必要ですが、
1番は人と人との関係性なんです。
人って、
やはり、切っても切れない、
人間にとって必要不可欠な存在なんだと思います。 |